ひと雨ごとに秋の気配がしてきました。人間界の混乱を他所に季節は淡々と巡っていきます。戦争も災害もコロナ騒ぎも、大きな時の流れの中では、ほんの一瞬の小さな出来事なのかもしれませんね。5才になる友人の娘が物心がついた時からマスク生活、マスクを外すのを怖がるそうです。雨上がりの風の匂い、道端に咲く野の花や草の匂い、お陽様の匂い、柔らかな土の匂い!匂いはいつも小さな幸せを運んできてくれて、ほっと暫し心を癒してくれました。そして思えば、その匂い、ひとつひとつが、懐かしい思い出を運んできてくれます。そんなことを知らずに成長していく子供達はどんな人間になっていくのでしょう?そう言えば最近、道端で遊ぶ子供の姿をみないですね。マスクを外さず、人と接触もできず、戸外で遊ぶこともなく!うーん?何だか怖い気がしますね!?まあ?それも時の流れの中では大した出来事ではないのかなあ~夏が終わると何だかしみじみしてきます(笑)
10月27日(木)友納あけみコンセール『恋文Ⅸ』<それは、ドラマのよう・・・>
*新橋・内幸町ホール*開場18:30*開演19:00を開きます。
今回はウクライナのひまわり畑が画面いっぱいに映し出される名作映画「ひまわり」をお届けします。主人公のイタリア人アントニオは兵役で最前線のロシアの地に送られ、雪の中、殆どの戦友を失い奇跡的に生き残ります。第二次世界大戦では、多くの日本兵が捕虜として、同じように極寒の地で死んでいきました。消息の分からない愛する人!それは日本でも、多くの悲劇を生み出していきました。戦争は
その時に闘った兵士だけではなく、兵士をめぐる全ての人々の生活を、命を、営みを、愛する大地を・・・時を超えて長い間、傷つけ、破壊し、奪っていき、沢山の哀しみや苦しみや絶望を生みだしていきます。画面いっぱいに映し出されるソフィア・ローレン演じるジョヴァンナの無言の瞳が全てを語りかけてくれています。ピアノの雄太さん、ヴァイオリンの寺島貴恵さんの奏でるヘンリーマンシーニの美しい調べに乗って哀しい恋の物語を語り、歌い、綴ります!*チケット全席自由席6,000円*発売中!
秋はシャンソンの似合う季節!お客様もマスクをしての静かな鑑賞をして下さり!劇場もライブハウスも換気や消毒なども慣れて感染対策も万全です。まだまだ、ウイズコロナの日々は続きそうですが、一回しかない人生の時間は本当に貴重!もう、コロナなんかに奪われたくないですね!
夕暮れの風は、秋の匂いがします。是非、秋の宵に・・・
10月19日(水)ロミオとジュリエット*新橋・内幸町ホール*開演18:00*主催ウナカンツォーネ*チケット全席自由席6,000円*発売中!
(ホームページ「今月の手紙」より転載)