2022年 8月の手紙

梅雨明けしたと思ったら、ものすごい暑さ!そうかと思えばスコールのような雨が!収まってきていたコロナ感染も倍々の速さで広がっていきます。何だか何もかもが予想の範囲を越えて「まさか」の連続!落ち着かない日々です。世界のあちこちも猛暑、水害や、山火事、地球のあちこちから、悲鳴が聞こえだしました。そんなにまでなっても、まだ、人間同士で殺しあいが続いていると思うとなんだか絶望的な気持ちがしてきます。
 
国内からも痛ましい報道が・・・映し出された襲撃の瞬間、ひとつの命があんなにも簡単に奪われ失われていくことを目の当たりにすると大きな衝撃といいようのない傷み虚しさで心が重くなりました。そして、こうしている今もウクライナでは、毎日、毎日、こんなことが繰り返されて多くの命が失われていっていることを思うと、だんだん送られるニュースにどこか慣れ始めていた自分に気がつかされ、改めて命が奪われていく残虐さ理不尽さを感じさせられました。どんな主義、思想があったとしても、決して許されることではないと!ひとつの出来事はいろいろなことを語りかけ教えてくれます。せめて、その全てに耳を傾け、心に刻み忘れないことが、私たちに出来る最大のご供養の気がしています。深くご冥福を祈っています。
 
いろいろ息苦しい日々ですが、何とか、負けずに音楽を奏で続けようと思っています。明るいこと!温かいこと!優しいこと!愛おしいこと!私達に与えられた恵みの如何に有難いことなのかを!生きること素晴らしさ!命の尊さを!・・・発信し続けていかなくてはならない!と思っています。
 
今年も10月27日(木)友納あけみコンセール『恋文Ⅸ』<それは、ドラマのよう・・・>
*新橋・内幸町ホール*開場18:30*開演19:00
を開きます。

今回はウクライナのひまわり畑が画面いっぱいに映し出される名作映画「ひまわり」をお届けします。戦争はその時に闘った兵士だけではなく、兵士をめぐる全ての人々の生活を、命を、営みを、愛する大地を・・・時を超えて長い間、傷つけ、破壊し、奪っていき、沢山の哀しみや苦しみや絶望を生みだしていきます。画面いっぱいに映し出されるソフィア・ローレンの無言の、あの瞳が全てを語りかけてくれています。ヘンリーマンシーニの美しい調べに乗って物語を語り、歌い、綴ります。*チケット全席自由席6,000円*発売中!
 
またまたのコロナ感染の拡大ですが10月にはコロナ拡大の今の波は収まってきてる頃だと!情報を正しく精査して、これまで学習したことを駆使し万全の感染対策をして、お待ちしています。コロナの波は収まってきたとしても、ウクライナでの悲劇はまだまだ先の見えない状況だと思います。次から次と様々な出来事が起こりますが、忘れてはいけない大切なことはしっかりと胸に刻み、歌っていくつもりです。是非、ご一報をお待ちしています。

(ホームページ「今月の手紙」より転載)