日本にはやっと春が来たのに、戦争が始まってしまいました。そんなことは有ってはいけないはずなのに、こんなにあからさまに、公に!こんなことが!?よりによって「核」と言う言葉まで・・・憤りを通り越し、哀しさで本当に重い気持ちです。オンタイムで映し出される様々な映像!奪われる命!傷つき、逃げ惑う人々、壊された日常の残骸!命がけで祖国を守ろうとする人々の気持ちは、もし、この美しい日本の春が奪われたらと思うと、痛いほど伝わってきます。こんな理不尽な出来事、どんな理由があったとしても、許されることではないはず!何だか、絶望的な気持ちにさせられ言い様のない恐ろしさが心をザワザワザワザワと揺らしています。
29回目のコンサートのチラシもチケットも出来上がり、とっくにご案内もしなくてはならない時期なのに、コロナ騒ぎで足踏みしていたところに、このニュース!長いウイズコロナの日々に萎えそうになる心を奮い立たせていた糸が切れそうになって、チラシとチケットの山の前に力が沸かず、溜息ばかり!何処かに、命の危機に今も晒されている人達を思うと、安穏と過ごしている自分に疾しささえ感じます。何か出来ることは・・・静かに考えました。せめて反戦の歌を歌おうかか?あれこれあれこれ・・・そして、思いました。
今、マイナスのエネルギーが世界中を包み込んでいます。ただでさえ長いコロナとの日々に今、マイナスのエネルギーが世界中を包み込んでいます。ただでさえ長いコロナとの日々に加え、次々と送られてくる、戦争の生々しい無残な映像で神経を病んでしまう人が、増えているそうです。炭鉱で毒ガスをいち早く知らせるカナリヤの様にマイナスのエネルギーが人々の心を侵され始めていることを教えてくれています。音楽は神様から頂いた宝物!こんな時だこそ、音楽に携わる私達が負けてはいけない!絶望してはいけない!落ち込んでいる場合じゃない!生きていること、愛や命、優しさや、温もり、労わり、助け合い、支え合い・・・そんな、人間に与えられた恵みの素晴らしさを讃歌を奏で続けなくてはと!今こそ、北風と太陽の様に、少しでもプラスのエネルギーを祈りを送り続けなくてはと心に言い聞かせて頑張るつもりです。もうすぐ桜も咲いてくれます。世界中に穏やかな〈春〉が来ることをひたすら、ひたすら祈って・・・
5月18日(水)友納あけみコンサート第29章『シネマからの手紙』
渋谷*伝承ホール*開場18:30*開演19:00
映画音楽の数々を、楽しくお喋りと共に綴っていきます。雄太さんの華麗なピアノ、お馴染みの寺島貴恵さんの咽び泣くヴァイオリン、そして今回は美人チェリスト加藤文江さんにも加わって頂きます。アコースティックな音楽の調べにゆったりと心を遊ばせて下さい。皆様の大好きな作品も登場するはず!セピア色の想い出を辿りながら名曲の数々をお楽しみ頂ければと思っています。感染対策も厳重に、ご来場をお待ちしております。*チケット全席自由席6,000円*発売中!!
(ホームページ「今月の手紙」より転載)