昨日の嵐のような雨から今日は打って変わって青空が広がっています。自粛が続き、経済活動が縮小されているせいか、空気はいつもよりずっと澄みきっていて穏やかな陽射しが一杯に溢れています。全部、夢だったら、また、あの日常に戻れたら・・・ぼーっと遥かに見える雪化粧した富士山を眺めながら、戦争や災害の被害者の方たちの言葉が初めて当事者となってわかる気持ちです。本当に思いもよらないことが起こるんだと!
私達の仕事は全てキャンセル!失業中です(笑)毎日、家で過ごす日々!ザワザワと落ち着かず何も手につかない中で、5月に予定していたコンサートをどうするか?決めなくてはならず、こんな時はこそ、頑張ってやらなくちゃ!良い音楽や時を届けないと!何とか頑張らなくちゃ!と始めは思っていました。こんな中でもチケットをご購入頂き応援して来てくださる方達の為にも、それからイベントが全てキャンセルになってしまった、ずっと私を支えてくれていたスタッフやミュージシャンの為にも赤字を背負ってもやるつもりでした。
ただ、だんだん世界中から、とんでもない状況が聞こえてきて、日本も後を追うように感染は広がっていって、コンサートどころか、歌うことさえ出来ない日々が始まりました。暫く、収束が来るのではと願っていたのですが、聞けば聞くほど、知れば知るほど、これはかなり長期戦になりそうなことがわかりました。とりあえず、5月27日に予定した友納あけみコンサートを10月16日金曜日に内幸町ホールへ延期を決めました。先ずはお知らせだけ!チケットをご購入頂いた皆様には、改めてお問い合わせをさせて頂くつもりです。
とても残念で、暫し深く落ち込んだのですが、いろいろ考え直し、コロナ騒ぎが収まったら、世の中は傷だらけ!その時に良いエネルギーを届けられるよう!神様からもらった時間だと思い、音楽に集中してブラッシュアップを目指そう!と自分に言い聞かせています。
コロナウィルスは私達からいろいろなものを奪ってしまいました。人と人との触れ合い、いたわりあい、話すこと、歌うこと、笑いあうこと、踊ること、抱き合うこと、働くこと、共に食卓を囲むこと、杯を交わすこと、みんな人間にだけに許されていた恵みだったのに、当たり前と、高をくくり、蔑ろしてしまっていたと奪われてみて、改めて思います。
CO2の価もさがり、海も空も綺麗になり、この騒ぎは人間以外の地球の生物や地球自体にとっては、大きな安らぎをもたらしているようです。それだけ私達人間が傲慢に我が物顔で地球を傷つけていたのでしょう。民族を越え、人種を越え、肌の色、貧富の差を越え、このウィルスは感染していきます。人間はみんな同じだ!地球はひとつだ!助け合わなくては存続できない!と教えてくれています。もし、神様が赦して下さったら、この出来事を深く心に刻み、謙虚に受け止めて、本当に大切なもの大切さを歌に託して歌っていきたいと思っています。
今は最前線で命掛けで戦って下さっている医療関係の方々に深く感謝し、犠牲者ともいうべき病いで苦しんでいる方々に快復の日々が訪れてくれることを祈るばかりです。
そして、皆様、くれぐれもお気をつけてお元気でいて下さいませ!
また、お会いできます時が本当に本当に楽しみです。