台風が大きな傷跡を残し過ぎて行きました。沢山の方が被災され、命を無くされたり、大切な営みを奪われ、未だに土砂崩れなどの危険にさらされ避難生活をなさっている日々が続いています!TVを通してしか状況を知ることはできないのですが、突然の出来事に戸惑い苦しんでいらっしゃる皆様のお気持ちは想像しても胸が強く傷みます。
恋文のコンサートを控えていて、丁度、東京を直撃した日に音楽仲間がコンサートを中止せざる得なく、あー自分だったら大変と!思ったりしていたのですが、一夜開けてみると、そんなことを言ってられないほどの大災害!こういう災害が起こった時にはいつも、歌なんて歌っていていいのか?考えさせられてしまいます。翌日は自然の力をみせつけるかのような雲ひとつない青空!あの嵐は何処へ行ってしまったのか?と・・・大きな自然の前では人間の力は本当に儚いと、何か暗澹とした気分になってしまいました。
そんな時、TVから流れてきたラグビー中継!倒されても倒されても前にゴールに向かう選手達の姿は人間の命の煌めきを感じさせてくれました。ちゃんとルールに従い正々堂々、体ひとつで仲間と力を合わせ戦う!試合が終わればノーサイド!勝手も負けても相手を称賛しあう姿は感動的でした。そして試合が終わり、何年もの間、すべてのことを犠牲にして夢にまでみたベスト8を手に入れた歓喜の試合の後、まだ息を弾ませた状態の選手の口から「ラグビーは小さなこと!それより被災された方達が大変だ!少しでもバワーを送れたなら!」という言葉を聞いた時!あー人間って本当に素敵だなあ~~と思わず、涙が溢れてしまいました。
文化勲章の様な賞を与えられた、あるアフリカの歌手が「音楽は国境を越えて走る汽車だ」と語っていました。音楽もスポーツも、人間の肉体を使ってやることは全て、国境を越えて感動を!生きる勇気を!与えてくれます。私もこの汽車に乗り、感動や温かいエネルギーをお届け出来るよう、精一杯歌っていきたいと思っています。
沢山の皆様に支えられて『恋文Ⅶ』を終えさせて頂きました。こうして歌っていけることを、皆様との時を共に過ごさせて頂けることを本当に有難く感謝で一杯です。有難うございます。来年は10月16日(金)に同じ、新橋・内幸町ホールで『恋文Ⅷ』を予定しております。
まだまだ、雨も続くようです。早く穏やかな日々が日本中に戻ってきますように・・・祈るばかりです。不順な天候が続きます。寒さもこれから、皆様、お風邪などお気をつけて、お大切に・・・!
*12月20日(金)友納あけみクリスマス晩餐会2019*会場:ソンブルイユ
*料金:30,000円(クリスマスフルコースメニューお飲み物サ-ビス料金含む)