2019年 9・10月の手紙

やっと秋の匂いがしてきました。本当に暑かった今年の夏もやっと終わりそう!夏の名残の蝉の声が季節の移ろいを教えてくれています!夕暮れの風、空を流れる雲!あちこちに小さな秋の気配がしてきました。

ここ桜上水に引っ越して来たのは木枯らしの吹きすさぶ2月・・・木々はみんな丸坊主で、オブジェのように並んでいて!桜上水と言うからにはどっかに桜があるはずだけど・・・?!どれが桜か?全く分からず、春が来て一斉に花が咲きだした時、えーこれも、あれも桜!驚くばかり・・・美しい春を満喫!すっかり、この地が気に入ってしまいました。若葉が芽生えだし、生い茂った緑は暑い夏でも、快い風を運んできてくれました!

そして、これから秋がやってきます。この地で迎える初めての秋!ベランダから見える神社には大きな大きな銀杏の木があります。保存木にもなっているほどの立派な木!あの銀杏が彩付いたら!どんなに美しいだろう・・・緑道の桜の並木!家並みから除いている紅葉!今から本当に楽しみです。

ここ桜上水に来てから季節は本当に身近に感じられます!リビングの大きな窓は額縁の様に空を切り取り見せてくれます。晴れた日、雨の日、嵐の日でさえ、刻一刻と表情を変えていく空を眺めていると、あっという間に時が経ってしまいます・・・晴れた日は遠く富士山も姿を見せてくれます。自然の創りだす情景は限りなく繊細で幻想的です。夕焼けが空一面を茜色に染め上げるグラデーション!風に揺れる木の葉の揺らぎ・・・見ているだけで静かに心が満たされていきます。あんな風に優しく柔らかく歌をお届け出来たら・・自然はいつも様々なことを語りかけてくれる、一番の先生です・・・

さて、秋風の吹く頃、今年も10月15日(火)『恋文Ⅶ』<それは、ドラマのよう・・・>新橋・内幸町ホール*開場18:30*開演*19:00を開きます。
今年はあのクラーク・ゲーブル、ヴィヴィアン・リーで映画化され、大ヒットした名作マーガレット・ミッチェル作「風と共に去りぬ」を取り上げました。この夏に脚本も書き上がり、後は稽古に勤しむのみ・・・雄太さんのビアノ、寺島貴恵さんのバィオリンに支えて頂き、シャンソン・カンツォーネの調べと共に、あのタラのテーマの流れる「古き良き南部」へ旅して頂ければと願っています。是非、ご来場頂けましたら幸せです。ご一報をお待ちしています。
*チケット6,000円全席自由席*

*12月20日(金)友納あけみクリスマス晩餐会2019*会場:ソンブルイユ
*料金:30,000円(クリスマスフルコースメニューお飲み物サ-ビス料金含む)

(ホームページ「今月の手紙」より転載)