2019年 6・7月の手紙

雨の季節がやってきました。ここ、桜上水に引越し、はや4ヶ月が過ぎました。梅が咲きだし、春を告げてくれ、それから桜、桜、桜!!雪柳、八重桜、花水木、石楠花、バンジー、薔薇、マーガレット、タンポポ、ツツジetcそして名前の解らない沢山の花たち・・・この町にはいつも花が溢れています。何本も並んで続いている緑道にも、それぞれの家々の玄関先、垣根沿い、お庭皆さん丹精込めて育て下さっていて、駅への行き帰りを本当に楽しませてもらっています!うっすらと朝日が射す頃、昼間のたっぶりの陽射し、茜色の夕暮れ!お日様はスポットライトのように様々のシーンで花々を輝かせてくれます。ただ、紫陽花だけは別、やっぱり雨が似合う花!梅雨入りにやっと出番がきた!とばかり、鮮やかさをましていきます!真っ白、紫、赤紫、こんもり手鞠の様に咲き揃った紫陽花たちがに嬉しそうに雨を浴びています!傘をささず、長靴をはき、レイン帽を被りコンビニで買った、真っ白の大きな雨合羽を着込んで、さあーこれでどんなに濡れて大丈夫!完全防備で雨のお散歩を楽しんでいます(笑)「雨もまた善きかな・・・」

皆様に支えて頂きお陰様で友納あけみコンサート第26章を終えることできました。『光源氏と女たち』と題し、幕開けは尺八と二十弦琴の演奏!ちょっと驚かれた方もいらっしゃると思いますが、まるで風の音のような尺八の響きは、何処か郷愁を誘ってくれ、空間を切るように奏でられる琴の調べは忘れていた心の琴線を震わせてくれました。それはとても懐かしい調べで、しっくりと居心地の良い空間を作り出してくれました。音楽は本当に素敵だなあ~と!なかなか思いどおりにはなってくれない、この無茶苦茶魅力的な恋人?に、また深い恋をしてしまいました(笑)そして、こんなにも恋し続けらる音楽に出逢えたこと、ビアノの雄太さんをはじめ、素晴らしいミュージッシャン、スタッフのみんなに出逢えたこと!何より、こうして26回もの間、私を応援し支えて頂ける皆様に出逢えたことを、本当に有り難いことと感謝で一杯です。有難うございます。この想いを糧に、また、精一杯頑張ってみます。どうぞよろしくお願いします。

今年は10月15日(火)に『恋文Ⅶ』を内幸町ホールで。12月20日(金)には恒例のクリスマス晩餐会を予定しています。

そして近々では**7月7日(日)NHKホールでの第57回シャンソンの祭典『パリ祭』**開場16:15開演17:00に出演します。

ご予定に入れて頂きお出かけ頂けましたら、幸せです!

(ホームページ「今月の手紙」より転載)