梅雨空が広がっています。何だか不穏な空模様!地震があったり、寒暖差が激しかったり、なんかおかしい!人の心も何処か壊れだしているのか、考えられない事件が続いていますね!春夏秋冬と、季節もちゃんと循環し、人の心も穏やかさや優しさに満たされていくよう・・・祈るばかりです!
皆様に支えられ6月14日に渋谷・さくらホールでの25回目のソロコンサート、友納あけみコンサート第25章『エターナリ―〈永遠に・・・〉』を終えることができました。
思えば、1990年に初めてソロコンサートを開いてから28年の月日が流れました。あの日から私の人生はこの年に一回のコンサートを中心に回っていました。そして、この活動を通じて本当に沢山の方達に出会い、多くのことを学ばせて頂き、今では、この活動は私の人生の道しるべになっています。
初めてシャンソンを歌いだした時、仲間たちは殆どが音楽大学出身者でした。彼女達は既に音楽の道は20年選手、その中で、まだ、歩きだしたばかりの私は、毎日、毎日、あっちにぶつかり、こっちにぶつかり、?マークで一杯(笑)の日々!自在に声を操る彼女達に囲まれ、わからないということ!出来ないということ!こう言うことなんだと思い知らされる毎日でした。すっかり落ち込んでいる私に親友のお父様がこんな言葉を言って下さいました。「人はよく『得てに帆をかけろ!』というけど、『不得手に帆をかける』良さもあるんじゃないかな!ゆっくりしか歩けないと、急いで歩いている人が見つけられないいろんなものも見つけられるかもしれないよ!それに、不器用にコツコツ歩いていると、沢山の人が手を差し伸べ助けてくれるよ」
今、この28年を振りかえると本当にそうだった!とつくづく思っています。
ヨチヨチ歩きの私をずっと本当に沢山の方達が支えて下さいました。人の優しさ、温かさ、思いやりや労わり、激励がどんなに勇気を与えてくれるかも教えられました。28年25回目のコンサートを迎えられたのも、こうした皆様のお力添えあってこそだと、つくづく思っています。本当に有り難い!最後のご挨拶をしながら、万感の想いが溢れてきました。いつか人生が終わる時がきたら、きっと、この瞬間を思い出すだろう・・と思いました。
来年は5月29日(水)に会場を同じ建物の中にある伝承ホールに移し、また、新たな気持ちでスタートを切ろうと思っています。まだまだ彼処も此処も、前途多難(笑)でも、またクリアする喜びを味わえると思うと、それも楽しみがたくさんです。一生、飽きずにこんなにも夢中で取り組むことを与えてもらえたことも有り難いと思っています。これもすべて支えて下さる皆様あってのこと!本当に有難うございます。そして、これからも、よろしくお願いします。
10月16日(火)内幸町ホールで『恋文Ⅵ』、恒例のクリスマス晩餐会も12月20日(木)に決まりました。