やっと春がやってきました。今年の冬は格別の寒さ!本当に待ち焦がれた春ですね。
幼い頃、父の転勤で、私達一家は新潟に住むことになりました。赴任は早春の寒い日、雪がちらついていました。まだ、4歳の幼い私は初めてみた雪に驚き必死で抱かれていた父の腕に捕まっていました。その後、2年程で父は病死してしまいました。あの時の父の温もり、温かさ、頬に刺さる冷たい風・・・私の数少ない大切な父の記憶のひとつです・・・もうすぐ春を待つ早春の頃、不思議なほど蘇ります。雪国への転勤に戸惑う母にある友人が、「新潟の春は本当に美しい!」と言ってくれたそうです。ちょっと楽しみにしていたのに、迎えた春には、あまり感動できなかったのですが、あくる年、長い長い雪国の冬を越えて迎えた春は本当に美しく輝いて見えたそうです。今年の春は、どんなにか美しいことでしょう・・・!!
桜の便りも聞こえてきました。桜は、また、たくさんの想い出を運んできてくれます・・・様々なこと思わせる桜かな・・・
6月14日(木)友納あけみコンサート 第25章『エターナリ―〈永遠に・・・〉』
渋谷・さくらホール*開場18:30*開演19:00 全席自由席6,000円
いよいよ後三ヶ月になりました。出来たてのチラシを同封させて頂きます。
このコンサートを始めたのは1990年!それから、はや28年もの歳月が過ぎて行きました。このコンサートも25回目と言う節目を迎えました。
思えば私の人生は、このコンサート活動を軸に過ぎて行きました。大勢の方々に出逢うことができ、多くのことを学ばせて頂き、本当にたくさんの愛を頂きました。この28年の間にはいろいろなことがありました。一番の応援者だった母も13年前に逝ってしまいました。どんな時でも私が前を向いて生きてこれたのは、このコンサートが、音楽があったから、そして、このコンサートを通じて、家族の様に私を支えて下さった、ミュージシャンや、スタッフの皆様、そして、お出かけ頂けた皆様がいらして下さったからだと思っています。
25回コンサートを、この年月を辿りながら心からの感謝をこめて歌いたい!と思っています。雄太さん率いるバンドの仲間達に加えて、今回はハープの高山聖子さんにも天上の響きを奏でて頂きます。風、空、雲、太陽、自然が与えてくれた、たくさんの恵み、命の営みの輝き・・・愛する喜び、優しさ・・・移ろいゆく時の刹那さ・・・神様がくださった生きる喜びを音楽にのせて、限りなく美しい世界をお届けしたいと願っています。是非、お出掛けをお待ちしております。