爽やかな5月のはずなのに・・不順な天候が続いています。今年は何か変ですね!桜の季節も、真冬並みの寒さになったり、5月も真夏の暑さが続いたり・・・四季の気持ちの良い春と秋がなくなって、寒いか、暑いかだけになってしまいそう・・・・どこかが狂いだしている気がします。
この春に京都に桜を見に行きました。先代が、あの円山公園の垂れ桜を育てられた佐野藤衛門さんの造園に入れて頂き、誰もいない桜の山を堪能!直にいろいろなお話を伺わせて頂きました。ひたすら桜を見つめ育て続けいらっしゃる藤衛門さんの言葉には含蓄があり、改めていろいろ考えさせられました。「人間の便利がひとつ増えると自然は二つは死ぬ」だんだんと静かに破壊されていく自然に、桜は身を持って警鐘を鳴らしているようです。
いつも東京湾で釣りをなさっている大学の先輩は東京湾でいるはずのない鰹が釣れたり、鯖が釣れたりしていて、船頭さん達が異変に追われていると・・・陸も海も、地球が悲鳴をあげているのかもしれません。
そんな時にミサイルだ!原爆だ!テロだ!と、人間は本当に愚かですね!春夏秋冬!季節が巡っていき、自然が情景を変えていく・・・こんな素晴らしい恵みを大切にしないで、壊し続け、何を得ようとしているのでしょう!?地球は暗い広大な宇宙の中のたったひとつの奇跡の様に生まれた小さな星!人間以外の生き物達は、みんな警鐘を鳴らしています。流れてくるおぞましいニュースを聞く度に本当に暗澹とした気持になります・・・
6月15日(木) 友納あけみコンサート第24章『讃*歌』
渋谷・さくらホール *開場18:30*開演19:00
『讃*歌』と題した今回のコンサートでは、自然の美しさ!生きていることの素晴らしさ!愛の喜びを!雄太さんのピアノ、雅葉さんの二十絃箏、寺島貴恵さんのヴァイオリンにのせて歌わせて頂きます。殺伐とした、こんな時こそプラスのエネルギーを!大切にしなくてはならないことを!その素晴らしさを・・・歌い続けたいと思っています。二十絃箏の調べに乗ってダンサーのFUKIKOさんも妖精の様に舞ってくれます。各楽器の調べと、歌と、言葉と、舞が、万華鏡の様に舞台の上で変幻自在に移ろっていきます。暫し浮世を離れ幻想の世界に漂って頂ければと願っています。是非、お出掛けを、お待ちしております。