2016年 9月の手紙

次々に台風がやってきました。何だか今年の夏は不安定!突然の豪雨も多くて!やはり地球の何処かで、何にか壊れ始めているのかもしれません!巡る四季の移ろいは日本の風土、人々の心、文化、全ての大切な礎!当たり前のことが、当たり前にあることが、今は一番、贅沢なことなのかもしれませんね!

暑い夏と負けないくらい熱く燃えていたのがリオのオリンピック!毎晩の熱戦にすっかり寝不足でした(笑)地球の裏側から、画面を通して、選手たちはいろいろなことを教えてくれました。己と戦うことの凛々しさ、一瞬に命を燃やし生きることの美しさ!肉体と心の可能性の素晴らしさ!・・・・人間て素敵だなぁー!生きること、命を与えられていることは、素晴らしいことなんだと・・・改めて思いました。そして、今年は何より感じたのは、お互いに信頼しあい、助け合い、競いあい、喜びあうことの素晴らしさだった気がしています。日本は体操、卓球、水泳、リレー、シンクロとチームでたくさんのメダルを取ってくれました。柔道も、レスリングもチームと言っていいくらい共に支えあった結果だったと思います。勝利の喜びを分かち合い喜び合う選手たちの姿は、人がどう生きていけば、「幸せ」を感じられるのか・・体現してくれました。

折から、3000本安打を成し遂げたイチロー選手が会見で「自分がやったことが、誰かの喜びに変わることが、今の自分にとって、とても大切なことなんだと改めて思った」と語っていらっしゃいました。孤高の男と呼ばれ故国を離れて一人外国でこつこつと己と戦って、今の地位と実力を勝ち得たイチローでさえ・・・と思うと「人」という言葉通り、人間はやはり、支えあって、分かち合って生きて行くように創られているのだと、確信させてくれます。そうしないと「幸せ」を感じられないのだと・・・!私も少しでも皆様に喜びをお届け出来るように、頑張ろう!と!たくさんエネルギーと!勇気をもらった気分です。

10月6日(木)新橋内幸町ホール『恋文Ⅳ』コムテアトル<それはドラマのよう>は物語を語りながら、歌を綴っていくシリーズ!1部は楽しいお喋り満載のステージを!そして2部は今年は、イタリア映画の名作「ひまわり」をお届けします。今、台本執筆の毎日です。この映画が青春の思い出だと言う方も多く、ちょっと、プレッシャー(笑)映画は初めての挑戦!壮大な映像と物語と格闘中です!ソフィア・ローレンの妖艶なエネルギーに悩殺されそうです(笑)
是非、お出かけを、お待ちしております。

(ホームページ「今月の手紙」より転載)