2016年7月の手紙

静かな雨の1日!たわわに咲き乱れる真っ白の紫陽花が雨に濡れています。

皆様に支えられ、渋谷・さくらホールでの友納あけみコンサート第23章『再会』を無事に終えることができました。やはり雨の1日!にもかかわらず、たくさんの皆様にご来場頂いて、本当に有り難く感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。

このコンサート活動を通して私はたくさんの方々に出会い、勉強させて頂き、自分と向き合える本当に貴重な時を持つことができ、多くの感激と喜びを頂きました。今では、この活動は私の人生の道標の様な気がしています。

私の1年は、この活動を中心に回っています。毎年、1年前に会場などのスケジュールを押さえることから始まり、スタッフ共々、構想を練って、曲目を決めて、試行錯誤の日々が始まります。何故か?コンサートの2週間くらい前になると、突然無性に不安になり、うろたえる夢にうなされ、きっと、上手くいかない・・あーどうして、こんなことやることにしたんだろう・・・?と毎回の後悔してしまいます(笑)でも、2日くらい前になるともう「まな板の上の鯉」の気分…すると、不思議と今度はスタッフやミュージシャンの仲間達が本当に温かくに支えてくれていることが、つくづく身にしみてきて、有り難く、こうして、みんなの力を借りて大切に育てたコンサートが、それに向かう日々がたまらなく愛しく、贅沢に思えて・・・後数日で、こんな日々も終わってしまうのか・・・と、いっそ、このまま、ずっと本番がこなくてもよいような(笑)気にさえしてきてしまいます。

そしてコンサートの当日!舞台は開くと、もう、あっという間!に過ぎていき、もうこの一曲で終わると思うと、やっぱり、素晴らしい仲間達、そして何よりお出掛け頂けた皆様に支えられ、こうして歌う、この時が、よりいっそう愛おしく、有り難さで胸が一杯になります。このまま時間を止めてしまいたくなってしまう程です(笑)毎年、この繰り返し23回目を迎えられました。考えるとあり得ないこと!皆様に支えられ、お陰様で歌っていける日々を、人生を持てたことを・・・本当に「有り難い」ことだと思います。「有難う」の反対語は「当たり前」だ!と教えて頂きました。本当にたくさんの「当たり前」でないことに深く、感謝をしています。

この思いを大切に抱き締めて、少しでも、皆様に喜んで頂けるよう、また、歌の道に精進していくつもりです。どうぞ、これからも宜しくお願いします。

今年も10月6日(木)には新橋・内幸町ホールでコムテアトル『恋文Ⅳ』*開場18:30*開演19:00*チケット全席自由6,000円を、今回は、あの名作映画「ひまわり」をテーマにお届けします。果てしなく続く向日葵の畑・・・そして、あのやるせない名曲の調べ・・今年も雄太さんのピアノに乗って、ドラマチックにお届けできれば準備中です。

そして、恒例の綱町・三井倶楽部・友納あけみクリスマス晩餐会も12月15日(木)に開催が決まりました。今年も楽しい時をお届けできるよう・・・精一杯、歌っていくつもりです!お出掛けを心より、お待ちしています・・・

(ホームページ「今月の手紙」より転載)